株式会社ベルウッドコーポレーション鈴木健二の社長インタビュー（成功談・失敗談）

社長になったきっかけは？: 家業を継承する形で社長になりました。
どんな仕事をしている会社ですか？: オートバイ・自転車の小売り販売、修理
成功談を聞かせてください！: 3年ほど前から、店舗運営に関して、全てを自社で賄うのではなく、信頼できる店舗さんにお声掛けをし、弊社の自転車店舗の屋号「自転車やりんりん」をともに共有し、お互いにパートナーとして「りんりん」を育てていきましょうという取り組みを始めました。インターネット販売全盛期の中で、地域の自転車屋として求められる知識や技術といった習得するまでに経験や年数がかかるものを大切にしながら、微力ではありますが「りんりん」という看板を地域の自転車屋としてのブランド化を図っていこうと関係者全員で真摯に取り組んでいます。まだまだ道のりは長いものですが、少しずつではありますが協力者（仲間）を増やしていっている最中です。
失敗談を聞かせてください！: 10年ほど前に、自転車小売り事業の発展を目指し、自社店舗で扱う一般車を全て自社のオリジナル製品にしようと中国の自転車工場との取引を急拡大を図りました。当然、台当たりの粗利は改善しましたが、当初の計算以上に日本国内での在庫保管コスト、不良品の対策費がかさみ、結果として自社で安定的に賄うことができる絶対量に縮小することにしました。今振り返ってみると、当時は縮小する市場の中での成功を焦っていたのだということが分かります。各店舗での地道な原価率、作業効率を見直すことを行い、結果として、大きな成果は上げられませんでしたが、安定的で地道な成長軌道に再度乗せなおすことができました。市場環境などの外的要因と自社のおかれている状況を冷静に見て、何をすべきかの判断をしていくことの重要性を学ぶよい機会となりました。
これから起業する人に向けてメッセージをお願いします！: これまでの大量生産、大量消費が見込まれなくなっていく時代の中で、物販業界で新しく起業をすることはとても大変だと思います。ですが、志をもって一歩踏み出してみてください。代表としてお互いに成長していきましょう。