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社長インタビューテーマ:社長の成功談・失敗談インタビュー
株式会社GeNEE 日向野卓也 の社長インタビュー
2022年09月06日
社長になったきっかけは?
法人化したきっかけという意味では、スマホアプリ開発事業やシステム開発事業が軌道に乗り、新規事業としての自社サービスを立ち上げする上で、大手企業とのやり取りも増えてくる可能性が高かったので、法人化(株式会社化)した方が得策だと思い、現在のGeNEEを立ち上げる運びとなりました。
どんな仕事をしている会社ですか?
株式会社GeNEEの主要事業は4つあります。一つは企業DX推進事業です。これは業務の効率化や組織の最適化といった課題に頭を悩ませるお客様を対象に、IT化・DX化の支援を行うものです。製造業のお客様でしたら実際に製造生産ラインの現場に入らせていただき、組織内の課題抽出から課題解決まで、支援を行っております。二つ目は新規事業創造支援です。こちらは、新しいWebサービスやアプリサービスを開発したいけど、どのように進めたら良いか分からない、といったお客様向けに、入口の市場調査・企画構想段階から支援を行うものです。弊社は開発会社なので、実際にMVPと呼ばれるスモールなシステムやアプリを開発し、市場の反応を確認しながら、プロジェクトを前に進めていく、といった支援を得意としております。三つ目は、システム開発・アプリ開発事業です。工事現場で使用されるような業務系の管理アプリからtoC向けのマッチングアプリ、ライブ配信アプリ、SNSアプリ、パンフレット閲覧アプリなど、多数の開発実績がございます。こちらが主要事業となっています。最後はエンジニアの稼働提供事業です。「複雑な機能実装を行いたいけど、自社では開発リソースがなくて無理」といったお客様を対象に、3カ月単位での稼働貸しを行っています。現在のGeNEEの事業は上記の4つに分かれています。
成功談を聞かせてください!
仲間集めには成功したと思います。MBAや大学院の同期であったり、前職で仲の良かったNTTデータの同期らが加わったことで、GeNEEが大きくなってきました。またその正の連鎖が上手いこと回転し、僕よりも優秀な仲間がリファラルでさらに優秀な人を連れてきて、その人がまたさらに優秀な人を...という経験をし、組織が強く大きくなったと思っているので、やはり会社の根幹はヒトで成り立っているんだなと常々感じております。
失敗談を聞かせてください!
フードデリバリーサービスの01(ゼロイチ)立ち上げ時はとても大変だったと記憶しています。今ではUberEatsやwolf、food pandaといったグローバルなデリバリーサービスが当たり前のように使われていますが、それらが日本に上陸する前、つまりは2015-2016年頃はグローバルなフードデリバリーサービスは一つもありませんでした。なので、様々な市場調査を行った結果として、DeliEats(デリイーツ)のiOSアプリとAndroidアプリを開発することを決めました。開発に踏み切った裏側の理由としては、日本にはコンビニエンスストアやスーパーマーケットが多数点在していますよね。なので、配送料が高くつくデリバリーサービスはスケール(市場規模拡大)やマス層の獲得が難しく、グローバル企業や大手企業は参入してこないと踏んでいたのです。仮にきてもすぐに撤退するだろうと読んでいました。ただ結果は現在の状況が物語っていますね笑。新規事業を行うにあたり、市場選択は最も重要な要素の一つです。これを見誤ると数年間辛い思いをすることを肌で感じたので、今でも新事業立ち上げを構想する際はより慎重になっています。
これから起業する人に向けてメッセージをお願いします!
Webサービスやスマホアプリサービスの領域で起業される場合ですが、市場選択、情熱、GRIT(やり抜く力)の3要素がとても重要だと感じております。正しい市場選択を行うためには適切な調査分析力が必要で、情熱は新しく開発するIT・Webサービスに真摯に向き合えるかが大切です。GRITは一度決めたら数年間は走り続けることだと思ってください。1年ちょっとでサービスの成功を掴むのは非常に稀なことだと思いますので、参入する市場を決めたら前向きにがむしゃらに努力し続けることが重要です。
https://genee.jp/

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