株式会社台湾トーク日本中国語センター南木祥平の社長インタビュー（成功談・失敗談）

社長になったきっかけは？: 2017年より、会社員をしながら、台湾に関するブログを書いたり、SNSで発信することで副業収入を増やしていった。それらの影響から翻訳・動画作成・講演会・コンサルティング業務など様々な仕事を請け負う中で、中国語の教材を作成。一緒に仕事をしたメンバーの中に「短期・長期留学可能な宿泊型の中国語教室を開講したい」と言う方がいたので、そのアイデアが面白いと思い2020年4月に起業。
どんな仕事をしている会社ですか？: 東京および台湾からオンライン・対面の台湾中国語（台湾華語）のレッスンを提供し、台湾留学のサポート・台湾の大学進学サポートをしている会社です。小学生から大人まですべての年代にレッスンを提供しています。
成功談を聞かせてください！: コロナ禍で留学ができなくなったときに、すぐにオンラインの中国語講座を開講。「安いけど品質が悪い」という会話先行型のオンライン中国語から脱却し、しっかりとカリキュラムが練られ、わかりやすい資料が用意された、アーカイブ視聴可能な「高品質な中国語レッスン」を提供したことで、ステイホーム中に何か勉強したいという層を大きく取り込むことに成功した。
失敗談を聞かせてください！: 宿泊型の留学施設として2020年4月に台湾で借りた物件が、新型コロナウイルスの影響で国境が2年半年以上閉ざされ、ほぼ利用できなかった。それに加え、借りた物件に雨漏りが多数発生したり、消防法に準拠されておらず、すべて内装を取り壊さなければならなかったので、膨大な費用が発生。しかし、それにも関わらず収益化することが全くできなかった。さらに、すべての内装が完成したのちに、その物件が区画整理対象地域ということをゼネコンから知らされ、取り壊し予定が数年以内にあるので、引っ越しを余儀なくされた。
これから起業する人に向けてメッセージをお願いします！: 起業に失敗はつきもので、予想した通りに物事がいくことはないと言っても過言ではありません。しかし、ピンチはチャンスです。失敗した時も諦めず、チャンスを掴もうと努力すれば、物事は必ず良い方向に好転します。資金繰りが厳しい時もあるし、人に裏切られることもあるし、頼りにしていた社員が急に辞めることや、発表した商品やサービスが全く売れないことも往々にしてあります。肉体的、精神的に追い詰められることも多々あると思います。しかし、失敗は成功の母と言われるように失敗してもそれを反省し、欠点やこれまでの方法の悪い点を改めてゆけば、かえって成功に近づきます。起業は孤独で辛い時も多いですが、その分成功した時の喜びはひとしおです。頑張ってください。