ビーサバイ株式会社岡崎秀哉の社長インタビュー（新しい取り組み・挑戦）

新型コロナウイルス発生前はどんな仕事をしている会社でしたか？: 都内中心エリアでのパーソナルトレーニングジムの運営をしていました。コロナ前までは2店舗運営、コロナ中の2021年に3店舗目出店、2023年に4店舗目出店予定です。
新型コロナウイルスの影響を教えて下さい。: フィットネス分野全体に言えることですが、人と接触するサービスではあるので、来店者数が減り、新規入会者も来なくなり、退会者も多く出ました。特に遠方から来て頂いていたお客様は一気に減りました。
売上が減り、トレーナーの報酬も下がり、店舗の撤退も視野に入れながら、何とか乗り切りました。
一方で、近隣にお住まいの方が増えたりと、客層の変化もありました。
また、テレワークやオンラインミーティングの増加、移動の減少、外出の減少などで運動不足の方や身体に不調を訴える方が増え、コンディショニング、姿勢改善などのニーズが以前よりも増えました。
新型コロナウイルス発生後の新しい取り組みや挑戦を教えて下さい！: コロナウイルスの事態を受けて、改めて自分達にできること、自分達だからできること、について考え、どうなるかわからない状況の中で後悔のない選択をしたいと思いました。
その中で自分の原体験なども踏まえ、出店エリアも都心部だけでなく、地方にも目を向けていくこと。そして、一般の方のマンツーマン指導だけでなく、もっと土地に根付き、社会に深く関わっていくサービスにしたいなと考えました。そこで、マンツーマン指導だけでなく、複数名のグループパーソナルトレーニング、スポーツチームへの指導、セミナーの開催、企業向けサービス、ヨガやクロスフィットなどのグループセッションとサービスの多角化を図り、様々な形で関われる形にチャレンジしていきます。
その為に、地方エリアの人脈作り、幅広い指導のできるトレーナーの採用・育成、様々なエリアや属性に対する集客アプローチなどを磨いていきたいです。
新型コロナウイルスと今後も共存していく上で何が一番重要だと思いますか？: コロナに限らず、予期せぬ事態は起こりますし、我々のようないわゆる余暇産業はある程度安定した社会でないと成長しづらい分野だと思っているので、今目の前にいるお客様に対して、もっとできることはないか？こういうものはどうだろうか？と貪欲に向き合い行動していくのみだと思っています。その輪を広げていくことで、余暇産業のカテゴリーからインフラ産業のように必要不可欠な存在、求められるものになっていくことが重要だと思っています。
これから起業する人に向けてメッセージをお願いします！: 起業したい！という思いと、こういう問題を解決したい！こんなのがあったら良いんじゃないか？みたいな思いは異なると思っています。
後者の考えがあまりなく、起業してもコロコロ事業を変えたり、一貫性がなくなったりしてしまうと思うので、起業したいと思っている方は様々なものに興味を持って知ったり体験したりし、後者のような課題や思いを後付けでも良いので見つけていくことが大切になると思います。
共に頑張りましょう！