株式会社2L 石田瑞樹の社長インタビュー（成功談・失敗談）

社長になったきっかけは？: 私が人生で初めて入院したことを機にサービスの提供を目的に起業したのが始まりです。普段、何の不自由もなく当たり前のように行っていた「日常会話」が、突如失われました。そこから医療従事者も業務で忙しく、患者と充分に話す機会を持つことが難しいことを実感。さらに、退院後の生活の心配をしている人が大勢いること、体力・気力の低下で、日常の些細な事柄にも助けを求めている人が多く存在することを強く感じ、代表取締役として起業・社長になりました。
どんな仕事をしている会社ですか？: 弊社は「人生を刻む瞬間をサポート」する事業を展開している会社です。
3事業5サービスございます。1つ目は「ざつだん」という介護施設の人材不足や高齢者の孤独、入院患者の喋り相手など様々な会話に関する問題を解決するサービスです。2つ目は簡単家事代行サービス「マッチ」という家具の移動の手伝いや、洗濯物・衣替え・買い物など様々な日常生活の1コマをサポートするサービスです。その他に結婚式場で上映する "ウェディング動画"、送別会などでの "思い出動画"、記念日などの "サプライズ動画"などのミニ動画を最短1日で制作する「クリエイト」。CMやPV制作等を行うメディア事業・プロデュース事業を展開しております。
成功談を聞かせてください！: 正直、まだ成功はないと思っています。毎日が選択の日々であくまでも起きる出来事は成功ではなく必然かつ当然の結果が現れていると思っています。
今後、成功と思う瞬間は2つだと考えています。1つ目は映像です。映画やドラマなどは明日を生きる糧になります。作品が学校などでオススメされる教材となることを密かに狙いつつ、1人でも多くの人に訴えかける作品をめざします。そしてそれらが人々に作品毎に届く度に成功になると思います。そして2つ目は、幅広く地方展開していくのが目標です。「何か日常で困ったことがあれば、2Lさん」とお客様が思ってくれる人が出た時に初めて成功になると考えております。保険会社は「安心」・家電量販店は「便利」を売っています。弊社は今後も「幸せ」をお客様に提供していきます。
失敗談を聞かせてください！: 正直、大きな失敗はないですが、例えば下調べやリサーチ不足で無駄な時間を過ごした。営業失敗は日常茶飯事です。現場の声を考えているつもりでも、結果は主観的だったことに後から気づくことも。
それら小さな失敗から常に学び、一歩前へと歩いています。
これから起業する人に向けてメッセージをお願いします！: 私はあくまでも目の前にあった「チャンス」を活かし、「行動」をしただけです。まだ、大成功も大失敗もしていない道半ばで、常に、選択と行動の毎日を送っています。
大学生から凄いと言われることも多いですが、学生はあくまでも職業欄で選ぶだけの身分だと思っています。つまり、同年代でも働いている人はいる訳で、「まだ大学生だから」や「学生で◯◯できて凄い」などというのは、ただの逃げだと思います。私たちも大人であり、もっと活躍できます。目の前にある「チャンス」に挑戦してみては。そして、起業を考えている方は、起業を目的にせず、自分のビジネスで「人を幸せにできるのか」を考えることが重要だと思っています。個人的には、ビジネスは人を幸せにするものでないと成り立たないと考えています。「自分の起業〜ビジネスがどう新たな道をつくるのか？」をぜひ振り返ってみて下さい。