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女性社長インタビューテーマ:女性社長の成功談・失敗談インタビュー
合同会社常光庵 来光美希 の女性社長インタビュー
2025年02月03日
社長になったきっかけは?
会社を立ち上げたのは、自分自身の「欲しい」と思うものを形にしたいと考えたのがきっかけです。私が生まれ育った三重には松阪牛や伊勢海老といった全国的にも有名な特産品がありますが、それらは特別感が強く、日常的に楽しんだり、気軽に手土産にするには少しハードルが高いと感じていました。また、お餅やまんじゅうなどの和菓子も多くありますが、賞味期限が短いものが多く、遠方の方や一人暮らしの方に贈るには悩むことが少なありませんでした。

そこで、もっと気軽に渡せて、それでいて特別感のあるお菓子が作れないかと考え、商品開発をはじめたのがきっかけです。

三重の魅力をより身近に感じてもらえる商品を届けたいという想いで、地元の良さを活かしながら、新しい形で三重の魅力を発信できるよう、これからも挑戦を続けていきます。
どんな仕事をしている会社ですか?
贈答用のお菓子や茶道具の企画・販売を行っています。特に、南伊勢の「真珠の塩」を使用した「伊勢塩飴」は、そのまろやかな塩味に最も合うと感じた伝統的な京飴の製法を活かし、三重ならではの特別感を大切にした商品です。

私たちは、三重の魅力をより多くの人に届けることを目的に、オンラインショップを中心に販売を展開しています。

伝統を大切にしながらも、新しい形で地域の魅力を発信し、三重の文化や素材を全国へ届けることが私たちの仕事です。
成功談を聞かせてください!
私たちの「伊勢塩飴」は、立ち上げ当初はまだ知名度が低く、販売も思うように伸びませんでした。しかし、三重の特産品を活かしながらも、気軽に渡せる手土産としての特別感を追求し続けた結果、多くの方に共感していただける商品になりました。

特に大きな転機となったのは、インフルエンサーの方々に取り上げていただいたことです。あるとき、「伊勢塩飴」を実際に試していただいた方が、その上品な甘さや塩の旨みを気に入り、SNSで紹介してくださいました。それをきっかけに、徐々に認知度が広がり、リピートしてくださるお客様も増えていきました。

また、三重の素材を活かしながらも「特別感のある手土産」として、贈り物やビジネスシーンでの利用が増えていったことも成功の一つです。お客様から「大切な方への贈り物にぴったりだった」「他にはない味わいで、喜ばれた」といった声をいただくようになり、商品の価値がしっかり伝わっていることを実感しました。

現在も、より多くの方に三重の魅力を届けられるよう、オンライン販売やオーダーメイドの展開を進めています。試行錯誤しながらも、一つひとつの成功を積み重ねていくことで、より多くの人に愛されるブランドへと成長していきたいと考えています。
失敗談を聞かせてください!
私たちが大切にしているのは、「三重ならではの特別感を持つ商品づくり」です。そのため、材料はすべて厳選した特別なものを使用しています。しかし、このこだわりが思わぬ課題を生んでしまいました。

当初は安定して仕入れができると考えていましたが、想定以上に人気が高まり、特に夏場は需要が急増しました。その結果、材料の確保や製造、発送が少しずつ追いつかないようになり、一時的に在庫が不足してしまいました。せっかく興味を持ってくださったお客様に商品をお届けできない状況となり、ご迷惑をおかけすることになってしまいました。

この経験から、やむを得ず「1人10個まで」という購入制限を設け、できるだけ多くの方に行き渡るよう調整しましたが、それでも需要に応えきれないこともありました。

この失敗を経て、現在は供給元との連携を強化し、原材料の確保に向けた計画的な仕入れや在庫管理を徹底するようになりました。また、繁忙期の需要を予測し、事前に仕込みを増やすなどの対策を講じることで、できるだけ安定供給ができるよう努めています。

こだわりを貫くことは大切ですが、お客様にしっかりお届けできる体制を整えることも同じくらい重要だと学んだ出来事でした。
これから起業する人に向けてメッセージをお願いします!
起業をする中で、最も大切だと思うことは、妥協せずに理想を追い続けることです。もちろん、現実的な制約や短期的な結果に左右されることもありますが、それでも自分の理想やビジョンを明確に持ち、それに向かって進むことが、最終的に成功を引き寄せる力になると感じています。

私が会社をはじめた理由の一つに、三重ならではの特別感を持つ商品を作りたいという思いがありました。最初は、コストや製造の効率性を考えて、より手軽な方法を選ぶこともできたかもしれません。しかし、それでは理想とする「特別感」が失われてしまうと感じ、あえてこだわりの材料を使い、製法にも手間を惜しまず取り組みました。このような挑戦には、当然リスクも伴いましたが、その結果、お客様から「これが欲しかった」という反応をいただけた時、そのこだわりが間違っていなかったと確信しました。

理想を追い求めることは、時には道を切り開くことになります。周囲が「もっと簡単な方法がある」と言っても、自分が納得できるまで妥協せずに進み続けることが、最終的に自分のブランドや事業を独自のものにする力になります。

もちろん、現実とのバランスを取ることも重要ですが、最終的に自分がやりたいことや信じる価値を大切にして進み続けることが、成長に繋がり、理想を追い求めることで、より強い信念を持ち続け、どんな困難にも立ち向かえる力がつくと思っています。
https://jokoan.site/

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