テーマごとに様々な業界の起業家によるインタビューを掲載中!
インタビュー掲載は無料!企業PR・ブランディング支援!
社長インタビューテーマ:社長の成功談・失敗談インタビュー
和心システム株式会社 横山光 の社長インタビュー
2025年03月31日
社長になったきっかけは?
大学卒業後、機械系のエンジニアに

1996年に日本大学理工学部 航空宇宙工学科を卒業し、航空関係の仕事がしたかった私は、フライトシミュレータなどを手掛けるメーカーに就職しました。
しかし、実際に配属されたのは同期の間でも不人気な駐車場機器に関する部署でした。駐車券発券機や精算機、またそれらを含めた管理システムを製造・販売していた部署です。希望とはあまりにも異なる配属に少なからず不満はあったものの、当時の社長が口癖のように語っていた「来た船に乗れ。」という言葉に素直に従って、駐車場機器の品質管理やシステム設計に携わりました。
勤めていた11年間のうち7年間は大阪支店にいて、エンジニアというよりは何でも屋として、営業面や工事現場監督的な立ち位置も含め色々と立ち回りました。今では考えられないほどの長時間労働や、帰れずに現場のコンクリートに段ボールを敷いて泊まり込むことも珍しくなく、当時は大変辛かったものですが、今思い返すと自分の裁量で仕事が回せる点は楽しかったように思います。

和心システムへの入社。ITエンジニアを経験後、総務部長となり、事業を承継

2007年、35歳の時に前職を退職し、父が社長を務めていた和心システム株式会社に入社しました。
それまでプログラミングは趣味程度でしたので、心機一転、20代の新入社員に混ざって技術研修を受け、某生命保険大手の人事給与システム案件でITエンジニアとしての経験を積みました。
その後、会社全体を俯瞰できるようにと総務部へ移り、総務部長を務めました。当時はまだ父が社長でしたし、社長を退いてからも会長として近くの席にいましたので、監督者がいるようで正直やりにくいと感じることもありました。しかし経営者としての父を間近に見て勉強になることも多くあり、3年程度の短い期間でしたが貴重な機会でした。
その父も他界したタイミングで私は取締役常務となり、2代目社長の飯干の下、勤怠管理システムやグループウェアの導入など、社内システム整備を行いました。また近年ではコロナ禍によるテレワーク推進、リモート環境下でのセキュリティ面の整備なども実施しました。
2代目社長の飯干も既に還暦を過ぎたこともあり、2024年に代表取締役を拝命、事業を承継しました。
どんな仕事をしている会社ですか?
当社は東京の新橋に拠点を構えるIT企業です。
大手システム開発会社様を通じ、金融・公共分野のソフトウェア開発案件や
ITインフラ構築案件などを手掛けています。

社名の由来は「和心常住」という言葉から。
これは創業者の造語で、「和の心、常に住む」、
つまり「常に和(日本的な気遣いや調和)の心をもつ」という意味です。
人にやさしいシステムを作り、社会に調和することを理念として、「和心システム」と名付けました。

1985年に外資系大手コンピュータメーカーから独立し、現在40期目を迎えております。
創業者と設立メンバーが金融系のシステムエンジニアだったことから、
創業以来、金融機関様向けソフトウェア開発を中心に事業展開してまいりました。
現在は業務の幅を広げ、金融分野以外にも、公共や物流・人事システムなどにも携わるとともに、ITインフラ分野にも進出しております。

近年は介護事業者様向けのクラウドサービスを自社開発し、販売に注力しております。
「介護労務革命」は訪問型の、「リハリーダー」は通所型の介護事業主様の業務負担軽減ができるサービスです。
成功談を聞かせてください!
社内のコミュニケーションを活性化したい。1on1ミーティングに注力

失敗談のところにもありますが、SES企業の特徴でもあり、当社はほとんどの社員が客先常駐し、普段は社員同士で会う機会がありません。
そのためイベントや懇親会を定期的に開催して交流の機会を設けていますが、若手や一部の社員は参加率が低いためコミュニケーションが十分にとれておらず、突然の退職が発生してしまうことなどが課題でした。

そんなとき、取引先のゴルフコンペで1on1ミーティングのことを知り、当社でも取り入れてみることにしました。2022年には試験的に一部の社員で、2023年度からは社内全体で上司と部下の定期面談を行っています。

現在私の担当している社員はチームリーダークラスの若手・中堅社員15-6人で、私の常務時代から、社長に就任した現在も継続して月に1回面談しています。全員勤務地が違うため、オンラインであったり、人によってはお酒を飲みながらざっくばらんに話したりしています。
密にコミュニケーションをとることで年の離れた若手社員の意見を聞けるほか、各チームの置かれている状況などの情報収集にも役立っています。
失敗談を聞かせてください!
成功談にもありますが、SES企業の特徴でもあり、当社はほとんどの社員が客先常駐し、普段は社員同士で会う機会がありません。
そのためイベントや懇親会を定期的に開催して交流の機会を設けていますが、若手や一部の社員は参加率が低いためコミュニケーションが十分にとれておらず、突然の退職が発生してしまうことです。
これから起業する人に向けてメッセージをお願いします!
当社は2025年に創立40周年の節目を迎えます。
若い会社が多いこのIT業界において、長く続いてきた部類に入ります。
過去にはリーマンショックや資金難などいくつもの苦難を乗り越えて今に至りますが、長く続いてきた分、お客様や協力会社様など、多くのステークホルダーの皆様と積み重ねてきた歴史と信頼があります。
社長に就任したばかりの私が今最も重く責任を感じているのは、これらの積み重ねてきた人脈や信頼を裏切らないこと。そして、これからも継続して価値貢献していくことです。

当社が安定して事業展開していくためには、SESのビジネスモデル上、社員数を増やしてゆくことが必須です。そのためには当社を今まで以上に「風通しの良い会社」にし、社員と会社がWin-Winの関係を築くことが重要な基盤と考えています。
定期面談の実施もそうですが、部下から上司へ忌憚なく意見を出せるような雰囲気を作り、社員一人一人が会社や仕事を通して自己実現ができる会社にしていくのが目標です。
最も身近なステークホルダーである社員に「いい会社」だと思ってもらえるよう、これからも頑張っていきましょう!
https://www.washin.co.jp/

将来は起業したい!就職したいあの会社の社長はどんな人?
これから起業する方や悩んでいる経営者の方のヒントも見つかるかもしれない!
企業成長の次なる一手を!日本のがんばる社長を紹介中です!

企業PR!ブランディング支援!インタビュー無料掲載について

インタビューの無料掲載をさせていただきます。一切費用は必要ございません。お気軽にお申し込み下さい。詳細は社長インタビュー無料掲載についてをご確認ください。

ページトップへ