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女性社長インタビューテーマ:女性社長の新しい取り組み・挑戦インタビュー
特定非営利活動法人KYOTOごはんサポーター 近藤七恵 の女性社長インタビュー
2026年06月03日
どんな仕事をしている会社ですか?
私たちは、家庭料理を通じて子育て世帯や高齢者の暮らしを支える活動を行っています。料理代行サービスの提供だけでなく、長年家庭で料理をしてきた方々が、その経験を仕事として活かせる「ごはんサポーター」の育成にも取り組んでいます。

一般的な家事代行とは異なり、ご家庭のキッチンをお借りして数日分の家庭料理をまとめて調理し、忙しいご家庭の食事づくりをサポートしています。共働き世帯の増加や高齢化が進む中で、「栄養バランスの良い手作りごはんを食べたいけれど、作る時間がない」「買い物や調理が負担になっている」という声は年々増えています。私たちはそうした課題に寄り添い、家庭ごとの好みや健康状態に合わせた食事を提供しています。

また、私たちが目指しているのは単なる料理代行事業ではありません。長年家庭で料理をしてきた経験を持つ方々が、その経験を仕事として活かせる仕組みづくりにも取り組んでいます。調理師免許などの特別な資格がなくても、日々の家庭料理の経験を価値に変え、地域で活躍できる新しい働き方を提案しています。

「家庭料理には人を支える力がある」という考えのもと、利用者の暮らしを支えながら、働く人にもやりがいや収入を生み出す、地域に根差した事業を展開しています。
現在の日本の経済状況(物価高や人手不足、海外情勢や金利上昇等)の影響を教えて下さい。
現在の日本では物価高が続き、食品や光熱費をはじめ、あらゆる生活コストが上昇しています。その影響は私たちの事業にも利用者にも大きく及んでいます。

一方で興味深いのは、物価高だからこそ料理代行サービスへのニーズが高まっていることです。外食や総菜に頼る頻度が増えると食費がかさむため、「家庭で手作りの食事を効率よく準備したい」というご家庭が増えています。まとめて調理することで食材ロスを減らし、栄養バランスの良い食事を確保したいというニーズも強く感じています。

また、人手不足は社会全体の大きな課題ですが、私たちはこれを課題であると同時に機会でもあると捉えています。これまで家庭内で無償とされてきた料理の経験を仕事として活かせる環境を整えることで、子育て中の方や介護と両立する方など、従来の働き方では活躍しにくかった人材が地域で働ける可能性が広がっています。

高齢化や共働き世帯の増加により、家事や食事づくりをサポートするサービスの需要は今後も拡大すると考えています。その一方で、原材料費や移動コストの上昇など経営面での課題もあります。そのため私たちは価格競争ではなく、「手作りの家庭料理による健康的な食生活」「時間のゆとり」「家族との時間の創出」といった付加価値を提供し続けることが重要だと考えています。

社会環境が大きく変化する中でも、人の暮らしに欠かせない「食」を支える事業として、利用者と働く人の双方にとって持続可能な仕組みづくりに取り組んでいます。
現在の日本の経済状況(物価高や人手不足、海外情勢や金利上昇等)での新しい取り組みや挑戦を教えて下さい!
物価高や人手不足が進む中、私たちは「家庭料理の価値を再発見し、地域の中で循環させる仕組みづくり」に挑戦しています。

近年は共働き世帯の増加や高齢化により、食事づくりに困りごとを抱える家庭が増えています。一方で、長年家庭で料理をしてきた経験を持ちながらも、その力を活かす場が少ない方々も多く存在します。私たちは、この両者をつなぐことで社会課題の解決と新たな働き方の創出を目指しています。

現在特に力を入れているのが、家庭料理を仕事として活かしたい人材の育成と仕組み化です。料理の技術だけでなく、衛生管理やコミュニケーション、お客様対応なども含めてサポートし、未経験からでも安心して活動できる環境づくりを進めています。

また、物価高の影響で家計管理への意識が高まる中、外食や中食だけに頼るのではなく、まとめ調理によって食材ロスを減らし、健康的な食生活と時間のゆとりを両立できるサービスの提供にも取り組んでいます。

さらに今後は、京都で培ったノウハウを活かしながら、地域ごとに家庭料理の担い手を育成し、全国へ展開できるモデルづくりにも挑戦していきたいと考えています。

私たちは単に料理を提供するのではなく、「家庭にある当たり前の力を社会の価値に変える」ことで、これからの時代に必要とされる持続可能な働き方と地域の支え合いの仕組みを創っていきたいと考えています。 家庭で当たり前に行われてきた料理には、大きな価値があります。その価値を見える形にし、必要としている人へ届けることが私たちの挑戦です。
現在の日本の経済状況(物価高や人手不足、海外情勢や金利上昇等)で今後の事業発展に何が一番重要だと思いますか?
私は今後の事業発展において最も重要なのは、「人の持つ力を活かすこと」だと考えています。

物価高や人手不足が進む中、多くの企業が効率化や省力化に取り組んでいます。それも大切ですが、私たちの事業は人と人とのつながりの中で成り立っています。特に食事づくりは、単にお腹を満たすだけではなく、健康や安心、家族の時間を支える大切な役割があります。

私は長年、家庭で料理をしてきた経験そのものに大きな価値があると思っています。しかし、その価値に本人が気づいていないことも少なくありません。実際に、子育てや介護をしながら「私には特別な資格もキャリアもない」と話していた方が、料理代行の仕事を通じてお客様から感謝され、自信を取り戻していく姿をたくさん見てきました。

これからの時代は、人手不足がさらに深刻になる一方で、まだ活かされていない力が地域の中に数多く眠っています。その力を見つけ、育て、必要としている人につなげていくことが、社会にとっても事業にとっても重要だと考えています。

私たちは料理代行を提供している会社ですが、本当に届けたいのは料理だけではありません。人の役に立てる喜びや、自分らしく働ける選択肢、そして地域の中で支え合える関係性です。

どんなに社会や経済が変化しても、人が人を支える価値はなくならないと思います。だからこそ私は、家庭料理という身近な力を通じて、一人ひとりが持つ可能性を活かせる仕組みを広げていくことが、これからの事業発展に最も重要だと考えています。
私は、家庭料理を作る力は誰かの暮らしを支える力であり、地域を支える力にもなると思っています。その力を持つ人が自分の価値に気づき、必要とする人へ届けられる社会をつくることが、私の目指す未来です。
これから起業する人に向けてメッセージをお願いします!
これから起業を目指す方へお伝えしたいのは、「特別な才能がなくても、自分の経験の中に価値はある」ということです。
私自身も最初から経営者を目指していたわけではありません。子育てや家事に追われる中で、料理を通じて人の役に立てることを知り、目の前のお客様に喜んでいただくことを積み重ねてきた結果、今の事業につながりました。
起業というと、大きな資金や特別なスキルが必要だと思われがちですが、本当に大切なのは「誰のどんな困りごとを解決したいのか」を明確にすることだと思います。そして、小さくてもまず一歩踏み出してみることです。
私たちの周りには、まだ価値として認識されていない経験や知識がたくさんあります。家庭で当たり前に続けてきたことが、誰かにとっては大きな助けになることもあります。
最初から完璧である必要はありません。行動しながら学び、改善し続けることで道は開けていきます。ぜひ自分自身の経験や想いを信じて、一歩踏み出してみてください。その一歩が、誰かの人生を支える仕事につながるかもしれません。
https://kyotogohan.org/

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