pm.T株式会社和田貴志の社長インタビュー（成功談・失敗談）

社長になったきっかけは？: きちんと会社という枠組みで事業展開をしたいと感じたのがきっかけです。
それまでの期間は個人事業主という位置付けで案件を受注していたのですが、実績を積んでできることが増え、自信がつくとともに「こういうビジネスがやりたいな」というアイディアもどんどん出てきました。
元々自分がやりたい！と思ったことには貪欲に行動できるタイプではあるのですが、新規事業を立ち上げるには仲間も資金も要るし、その土台となる会社はやはり必要かなと感じpm.T株式会社を立ち上げました。設立からの年数は浅いですが、個人事業主時代から強みとしているSNSマーケティングサービスを主軸に置きつつ、発想を事業という形に起こすことにも近年取り組めています。
どんな仕事をしている会社ですか？: 主にLINEを活用したビジネス支援サービスを提供しています。

LINEは9,500万人以上が利用していて、他SNSから群を抜いています。性別や年齢による偏りが無く、ユーザー層の年代が幅広いことも特徴です。
そんな圧倒的利用者数を誇るLINEのアプローチ力を生かしたものがLINE公式アカウントです。いわゆる連絡手段である個人アカウントとは異なり、企業の利用を想定したビジネス用アカウントになります。
ビジネス用なだけあって、使える機能の数・種類が実に豊富です。友だち登録しているユーザー全員にメッセージを配信するメルマガのような使い方はもちろん、相手の興味関心に合わせて配信内容を変更したり、予約・注文の受付、決済手続きなど、多様な顧客対応フローをLINEに集約したりできます。宣伝・集客力アップと事業効率の改善が同時に図れるのがLINE公式アカウント最大の強みだと考えています。

ですが、機能が豊富な故に、十分に活用しきれていないアカウントが散見されるのも現状です。この機能を導入すれば顧客・企業双方にメリットがあるのに、設定方法が分からず未搭載なままだったり、配信内容は良いのにメッセージ表記の仕方が悪くていまいち伝わってこなかったりと、原因は多岐に渡ります。LINE機能の知識だけでなく、マーケティングやライティングのスキルも求められるので、自力で正解に辿り着くのが難しい方もいらっしゃるかと思います。

そういった、広告や集客にお困りの方、LINEを導入したい・してみたけど活用しきれていない方に向けて、LINE導入や運用サポート、コンサルティングを行っているのが弊社です。現在の事業におけるボトルネックを丁寧にヒアリングし、課題の表出を行った上で改善に向けた施策立案・実施をさせていただいています。ご希望や予算に応じて最適なサービス内容をフルオーダー式でご提案していますので、自身のビジネスに変革を起こしたい、現状突破したい、新たなマーケティング手法に興味をお持ちの方は、お気軽にご相談いただければと思います。
成功談を聞かせてください！: 色々ありますが、一番は人生の師匠との出会いですね。確実に転機だったと思います。
マーケティング業界で有名な方で、今の僕を形作ってくれた人です。出会った当時はマーケティングの知識も無いし、収益を上げたい気持ちだけが空回りしていたような状態だった僕をみっちり育ててくれました。1年くらい彼の元で学ばせてもらい、そこから少しずつLINE制作業を始めたのですが、初月でいきなり100万円近く売り上げられて本当に驚きました。ビジネスをやるにおいて、需要のあり方を見極めることってとても重要だと思うのですが、それに非常に長けている方だなと改めて感じました。
「社長になったきっかけ」で話させていただいた僕がやりたいことの1つに後進育成、この業界を盛り上げる仲間を拡大させたいというものがあります。自分が育ててもらった側の人間だし、ビジネスとして取り組む中で、SNSマーケティングが持つ圧倒的な可能性も日々体感しています。自社の事業も手堅くやりつつ、業界そのものを盛り上げていきたい気持ちがありますね。
失敗談を聞かせてください！: 師匠と出会うまでの期間はほぼ失敗ばかり、ですね。家庭の事情で、中学卒業後から働きだしたのですが、まったく収入が足りなくて。雇われ側だと限界があるなと感じて電気屋を買い取り、黒字化に成功したのですが、がむしゃらに働きすぎて怪我で入院する羽目になりました。入院中もなんとか稼ごうと、パソコンでできる副業をやってみたのですが全然収入にはならなくて…。焦って投資や物販系のビジネススクールを受講したりしてみても上手く当てられず、借金を膨らませるばかりでした。本当に、やる気だけ空回っていた時期ですね。その後師匠と出会い、一気に風向きが変わった感じです。
これから起業する人に向けてメッセージをお願いします！: ビジネスをやるにあたり、一番大事なものは行動力だと僕は思います。
今でこそ自分の会社を持ち事業展開できていますが、上手くいっているのはここ数年の話で、それまでの期間はなかなか厳しい状況でした。その困難の最中でも、どうにかして現状を変えたいという思いを持ち続けることと、とにかくなにかやってみることだけは諦めませんでした。この点ばかりは自分で自分を褒めたいと思います。
凄まじいスピードで変化していく現代社会において、現状維持は俯瞰して見れば退化です。進むだけが正解ではないかもしれませんが、動き出せばプラスもマイナスも見えてきて、なにかしら変わるきっかけに確実になります。
起業という一歩を踏み出せた自分を認めつつ、せっかくなら変化をプラスの方向に持っていけるように頑張ってください！ひとりの先立つ起業家として応援しています。